11月の上旬、紅葉シーズン真っ只中で、秋まっ盛りの時期ですが、少しずつ冬の気配を感じ始める頃です。
そんな時期にやって来る季節の節目が立冬です。今回は、立冬についてのお話しです。
「立冬」読み方は「りっとう」と言います。
読んで字のごとく「冬が立つ」で冬の始まりの日という意味があります。又、「立冬」から「小寒」までの間が「立冬」の期間になります。
「立冬」は季節の変わり目で、昼と夜の寒暖差が大きくなる時期でもあり、1年の中で最も体調を崩しやすい時期になります。そのため、「立冬は十分な休息と栄養を取り、冬を乗り越えるための準備をする期間」とも言われています。
令和5年の「立冬」は、11月8日です。 「小雪」が11月22日なので、立冬の期間は11月8日から11月21日になります。
「立冬」には特別な行事食はありませんが「冬瓜」を食べる家庭もあるようです。
季節の変わり目でもあり、風邪をひきやすい季節でもあるので、ビタミンCが豊富な冬瓜はこの季節に向いた野菜です。その他、ごぼう、ゆず、さつま芋、りんご、柿、かぼちゃ、鮭、大根、白菜、葱、生姜などが美味しい時期になってきます。
「立冬」は季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期ですので、栄養を取れる食材を上手く取り入れながら冬に備えてしっかりと身体の準備をしましょうね。
まだまだ暖かい日もありますが、暦の上では冬の始まりです。 本格的に冬が到来する前の冬支度を始める目安としても良いかも知れませんね。