社会福祉法人白梅学園は、児童福祉法に基づき様々な事情で家族と一緒に生活することのできない子の自立を支援する施設です。

ミステリアスボーイMの戦い方　お別れ編

2023年04月29日

気持ちも新たに新年度が始まった4月。（いや、もう5月）

毎年この時期、学園前の道路を春色に彩ってくれていた桜並木。
今年の満開を最後に、なぜか見事に伐採され。

うそん。

なぜに伐採？

と、不思議に思いながらも、
その理由を確かめることすらできなかった日向のピーチクトリオの女子職員3名は、
その最後の桜並木を愛でる余裕のないまま、
GW突入のニュースが流れるという始末。

それもそのはず。
日向ホームは、年度末、2名の退園に、年度初めは4名の新入学。
それに伴い、
2名のホーム移動（受け入れ）と、怒涛の約二ヵ月を過ごしており。

目が回る忙しさとはこのことか。

とはいっても、
やっぱり
別れは寂しくて。

それでも
春は暖かくて。

この春、岐阜の短期大学に見事進学が決まったK君。
そのK君の引っ越しの朝、
最後にみんなで写真を撮ろうという場面で、
普段は絶対写真に写りたがらない同い年の…
そう、あのミステリアスボーイM君が、
なんと、しっかり顔を出して、フレームイン。

あかん、涙出るがな。

そして、M君、
最後のK君への言葉は、
「頑張れよ」や、
「またな」ではなく、

「ありがとう」

その時、全米が泣いたことは間違いない。

いやいやいやいや、
それはずるい。
顔出し＆ありがとうの
コラボときた日にゃ、
この筆者BONが、
どんなに素敵な贈る言葉をつづっても、
このM君のK君への思いには太刀打ちできるはずもなく。

M君圧倒的勝利。

しかし、
K君の巣立ちを感慨深げに浸っている間もなく、
その二日後、
本体わかぎホームから、
二名の新中学生が仲間入り。

はいはい。
格好いい。恰好いい。（注：ここは感情をフルに込めてお読みください。棒読み厳禁）

そんなこんなで、
日向ホーム、
たった2人増えただけで、
というか、
この新中学生SSコンビのおかげで、

今までより一段と賑やかになりました。
子ども同士の会話も増えました。
そして、
なによりも、

みんなの笑い声が大きくなりました。

さあ、
新中学生2名に、受験生1名！
そして、新高校生2名と、自立訓練真っ只中が1名！

この、日向ボーイズ6名の物語が、また今年も始まります！

乞うご期待！

追記

なぜか伐採されてしまった桜の木
最後の晴れ舞台をどうぞご覧ください。

(BON)

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