七五三の由来
昔、「七歳になる前の子どもは、神の子」と言われていました。
どんな意味なのかというと、
「七歳まで生きることができて、やっと人として生まれたことになる。」
という事なのです。
昔は、現在のように医療が整備されておらず、乳児の死亡率が非常に高かったといわれています。
人別帳(現代でいう戸籍台帳)にものらず、死亡届を提出する必要もないというほど、たくさん亡くなっていました。
七歳まで生きるというのはそのくらい奇跡的な事で、七歳までは神の子どもで、その運命は神が決めると
考えられていたんですね。
七歳という節目をのり越えてようやく「人としてこの世に誕生したもの」として扱われ、その喜びは非常に大きなものでした。
そのため、三歳、五歳、七歳 前後という一つの区切りで、
「今まで命が無事にあったことの喜び」を神様に感謝し
「これからも健やかに成長してほしいという願い」を祈る行事なのです。
千歳あめを食べよう❕
千歳あめは1000歳のあめと書きます。
あめのように細く長く、粘り強く、長い月日を無事に健康に過ごして欲しいという願いが
込められています。
1000歳まで生きる事は難しいけれど、それくらい元気に長生きできますようにと飴も飴を入れる袋もとても長いのですね。
七五三のお祝いをするお友達に「おめでとう。これからも元気にすくすく育ってね。」とお祝いをしてあげましょうね。