八朔(はっさく)、別名「田の実の節句」とも言われています。
「田の実」が「頼み」と同じ読みから、田の神様に豊作を祈願する日となりました。
二百二十日(にひゃくとおか)は立春から数えて210日目にあたる日のことです。
二百二十日(にひゃくはつか)は同じく立春から220日目にあたる日のことになります。
昔から「八朔」、「二百二十日」、「二百二十日」は、農家の三大厄日として怖れられてきました。
「厄日」というのは俗にいう「荒れ日」の事で、天候の悪い日を意味します。
2022年の八朔 8月27日(土)
2022年の二百十日 9月1日(木)
2022年の二百二十日 9月11日(日)
これを見ると、三大厄日と言われる3日間はとても近くにありますね。
9月に入ると多くの農家が収穫の時期を迎える頃合いですが、「八朔」「二百十日」「二百二十日」は、
農作物に甚大な影響を与える台風に見舞われる事が多い時期でもあります。
農家にとっては死活問題❕ 嵐の日は凶作に見舞われる厄日となります。農家の人々は過去の経験から、油断のならないこの日を「厄日」として戒めるようになったんですね。
「八朔」「二百十日」「二百二十日」は丹精込めて大事に育ててきた作物が、わずか一日でだめになるかもしれない災害が訪れる時期ということで、農家の三大厄日とされたと言われています。
1960年に防災の日が9月1日と定められた理由の一つとして、二百二十日が9月1日あたりにあるということもあるんですよ。
「防災の日」は、台風、津波や地震等の災害についての認識を深め、災害に対処する心構えを準備するためとして制定されました。
又、「防災の日」を含む1週間(8月30日から9月5日まで)を「防災週間」と定められています。
もうすぐ防災の日❕ みなさんも防災について少しだけ意識してみませんか?